学童保育で働いている指導員は、
子どもたちが言うこと聞いてくれないなぁ…
私の接し方が悪いのかなぁ…
このような悩みを抱えている人も多いはずです。
かくいう筆者も
あの子にとって、この対応で本当に良かったのだろうか…
このように、帰宅してから悩むことはしょっちゅうです……
そんな状況の中、かるい思いつきでこのようなツイートをしました。
まだ思いつきなのですが、学童保育の体験談を書いたり、インタビューさせてくれる、支援員さんがいたらDMください🙇♂
このツイートに反応してくれたのが、なべさん(@kosoado_nabe)
ツイート見ましたー。学童保育インタビューの件、よければお引き受けします😊📝
僕は驚いてしまいました!
えー!本当ですかー!?まさか、なべさんに引き受けていただけるとは🥹✨
なぜ驚いたのかというと、
なべさんの本『遊びをつくる、生活をつくる。』を持っている…!
しかも、気になる内容たくさんで、付箋だらけなんです…!
そんな憧れともいうべき、なべさんにインタビューさせていただく機会があろうとは……!
めったに訪れない機会
聞きたいことを遠慮なく聞かせていただきました。
インタビューの内容は、次の通りです
- 学童保育指導員のしがちな失敗とは?
- 子どもたちにとって魅力的な学童保育指導員とは?
- 決して給料が高いとは言えない…それでも学童保育で働き続けることの魅力とは?
「なべさんの失敗談」についても聞いてみましたので、
なべさんでも失敗してたのかぁ…
このように安心してもらえたら嬉しいです
ぜひ最後までお読みいただき、学童保育で働くヒントや元気をお持ち帰りください。
<プロフィール>
40代男性。福岡県在住。25歳のころ社会福祉法人の臨時職員となる。午前は保育園、午後は学童で保育に明け暮れる。28歳で正規職員に。その後主任支援員、施設長代行とキャリアを重ねる。現在は保育園や学童保育への巡回相談やコンサル、全国各地で講師も務めています。[放課後児童支援員・保育士]
- 著書(共著)『遊びをつくる、生活をつくる。』『学童期の感覚統合遊び』
- なべさんのホームページ
はじめに:なべさんの経歴と、こころざし
ーー インタビュー内容に先がけて、なべさんの経歴を伺ってもよろしいでしょうか?
なべさん:承知しました!人の歴史みたいですね^^
ちなみに…冗談っぽいのとか入れて大丈夫ですか?(笑)
27歳 現実逃避してカフェを開きたくなる
30歳 現実逃避して農家になりたくなる
みたいな( ̄▽ ̄)
ぜひお願いします😁
冗談っぽいのがあると、読者さんも面白いと思います😁
そんな、なべさんの経歴がこちら!
- 18歳:国立大学の理学部に入学
- 19歳:「子どもと関わる仕事がしたい」と道を見いだす
- 20歳:国立大学の教育学部に入学。保育園・学童でアルバイトをはじめる
- 25歳:社会福祉法人の臨時職員になる。AM:保育園、PM:学童で働く
- 28歳:正規職員になる
- 31歳:九州各地で研修講師を務めはじめる
- 33歳頃:主任支援員になる
- 35歳頃:施設長代行になる
- 「遊びをつくる、生活をつくる -学童保育にできること」を執筆(共著)
- 37歳:「学童期の感覚統合遊び 学童保育と作業療法士のコラボレーション」を執筆(共著)
- 38歳:退職。大学院(博士前期課程)に入学
- 40歳:大学院卒業。修士論文は「学童保育における『気になる子ども』の理解と支援」
- 保育園や学童への巡回相談・コンサルテーション、全国各地で研修講師を務めはじめる
- 学童保育指導員の交流の場「なべの部屋」をオンラインで開催しはじめる
あれ?冗談っぽいのが入ってないぞ…
ちょっと長かったので、見たい人だけ見れる形にしちゃいました…
冗談っぽいのが入ったフルバージョンはこちらです。
気になる人はぜひ押してみて下さいね
- 18歳:周囲に流されるまま国立大学の理学部に入学
- 19歳:将来の見通しが持てずお先真っ暗になりひきこもる。やがて「子どもと関わる仕事がしたい」と道を見出す
- 20歳:国立大学の教育学部に入学と同時に保育園と学童保育所でアルバイトを始める
- 22歳:長期休みの学童保育の担任も頼まれる
- 23歳:定期券も購入し保育に明け暮れる。さらに1箇所では飽き足らず他の保育園でもアルバイトを始める
- 24歳:次年度採用の職員にから正規職員と勘違いされいろいろ聞かれるが「自分、バイトですので」と言う
- 25歳:社会福祉法人の臨時職員で採用。午前中は保育園、午後は学童保育所で務める。9月には外部で初めての実践報告をする
- 27歳:現実逃避をして「カフェの店員になりたい」とか言い出す
- 28歳:正規職員になる
- 30歳:また現実逃避をして「農家になりたい」と言い出す
- 31歳:九州各地で研修講師を務め始める
- 33歳頃:主任支援員という名称になる
- 34歳:またまた現実逃避をして「大学の先生になりたい」と言い出す
- 35歳頃:施設長代行という名称になる。「遊びをつくる、生活をつくる -学童保育にできること」を執筆(共著)
- 36歳:「研究」できるようになるために大学院進学を決意する
- 37歳:「学童期の感覚統合遊び 学童保育と作業療法士のコラボレーション」を執筆(共著)
- 38歳:退職。大学院(博士前期課程)に入学。ダイエットで20kgの減量に成功する。
- 40歳:大学院卒業。人間関係学(修士)の学位を取得。修士論文は「学童保育における『気になる子ども』の理解と支援 -指導員へのコンサルテーションを交えた取り組み-」。保育園や学童保育所への巡回相談やコンサルテーション、全国各地で研修講師を務め始める。また、学童保育指導員の交流の場「なべの部屋」をオンラインで開催し始める
- 41歳:ここにきてまさかの結婚。リバウンドが激しく過去最高の体重を更新し現在に至る
ーー アルバイトとしてスタートをきったなべさんですが、現在、学童指導員として「こんなことをやっていきたい」ということはありますか?
大きくは2つあるんですが…
1つ目は、支援員さんが特に対応に困ってしまう子どもの理解や支援を、ひとつのカタチにして、”保育の道しるべ”となるようなものを作りたいと思っています。
まずは私自身の実践があってこそですが、実践報告・研究・出版といったようなカタチで。
2つ目は、様々なことで悩み、苦しんでいる支援員さんが、自分の胸に溜まっていたりつっかえたりているものを全部吐きだせてスッキリできる場
また、いろんなアイデアや意見を得て学び合い、明日の保育に期待と希望を持てるような、聞き合い・支え合い・学び合いの場を広げようと思っています。
コンサルテーション・交流の場づくりですね。
そうやって、現場で子どもや保護者と関わるだけでなく、支援員さんたちが
明日の保育がなんだか楽しみだなぁ…
と思えるような取り組みをしたいと思っています。
日々、子どもたちを支える支援員さん。その「支援員さん達を支える場を広げよう」という考え方。とっても素敵ですね
なべさんも失敗していた!?学童保育指導員のしがちな失敗とは
今では研修の講師や、学童のコンサルテーションをされているなべさん。
そんななべさんでも、学童の指導員として「失敗したなぁ…」と思うことがあるそうです。
実際になべさんがしてしまった失敗や、指導員がしてしまいがちな失敗についてたずねてみました。
ーー 学童保育の本を出版したり、学童保育の巡回相談や講師も務めるなべさんですが、そんななべさんも学童で「失敗したなぁ…」と思ったことはありますか?よろしければ失敗談を3つほど教えてください。
はい、失敗談ですね。どれも言われたその日は眠れぬ夜を過ごしました(笑)
仲間外れにしていた子どもから言われたこと
なべさん:
1つ目はある女の子に言われたことです。
その子は1人の子を仲間外れにしていました。
さすがにこれは…
と、ちょっと見るに見かねたので、その子にはよく注意をしたり話をしたりしていたのです。
そんなある日、その子に何かを話した時に
なんで私だけに言うの!私の話は聞かんでさ!私ばっかりいっつも”悪者”にして!
このように言われました。
言われて確かにそうだったな…と。
「私だけ」「私ばっかり」…そんな風に自分だけを”悪者扱い”してくる人の話なんか聞いてくれるわけないですし、そんな人の顔も見たくないですよね。
どんな言動をしていてもその子の理由があって、それは決して悪くなんかなくて、
寄り添わないといけないよな…
と強く思った出来事でした。
「先生に”子育てを全部否定された”感じがした!」
2つ目はある保護者の言葉です。
子どもとの関わりで
ちょっとそれは…
と思うことがちょこちょことあって、それが子どもの荒れた行動にもつながってるな、と思っていました。
それで、その保護者になんとかそのことを伝えよう、分かってもらおうと思い、
こんな風にしたら?
と自分が話すのはもちろん、保護者の話を聞いてる時でさえ「でもね…」「けどね…」とおしりには、自分の主張ばかりしていました。
すると、ある日
先生に”子育てを全部否定された”感じがした!
と、言われちゃいました。
いや、そんなことを伝えたかったはずじゃなかったのに…
でも、振り返ってみると確かに伝えてたのは”否定”ですもんね。
保護者は悩みながら迷いながら一生懸命に子育てしてるんだよね。
それに対して「でも」「けど」じゃない。
まずは一生懸命に子育てしていることを、しっかり受け止めなければ!
このように、思った出来事でした。
指導員たちからの指摘
3つ目は指導員さんたちからの言葉です。
これは研修講師として指導員さんたちに話をしていた時のことです。
- 生活づくり
- 集団づくり
- 遊び
…ことあるごとに
保育はこうやってするんだ!
と、理想の保育実践を話していました。
すると
理想はそうだけどね…現実は
自分たちのやってることは全部間違ってるのか。。。
上記のような感想がいくつも届きました。
みなさん「しんどい環境の中でもどうにかしたい」といろいろやってみて、それでもなんか足りないと何かを学びに来てるのに…そこで「説教」された感じですもんね…
指導員さんが抱えている様々な困難がある現実を受け止めながら、見えない手の届かない理想ではなく、”見えて手に届く現実”を伝えないといけないと思いました。
「片思いのすれ違い」にならないように、まずは相手の気持ちに寄り添う
なべさん:
私は「正しさ」を押し付けようとして、凄く”否定的”なまなざしで見て、言葉で伝えて、いたずらにその人を傷つけてしまっていました。
私は最近、こうやって一方的になってしまってギクシャクとなってしまう状態を「片思いのすれ違い」と言ってます
この状態では、どんなメッセージも聞いてはもらえませんし、絶対に両思いになりません。
まずは
- 相手のことを考えて
- 相手の気持ちになって
- 寄り添っていくこと
…そうやって両思いになって、生活や子育て、保育のパートナーとして共に歩んでいくことが大切だなと思っています。
「たぶん」「きっと」「このくらいなら」…これは怖いです
ーー 相手のことを考えて寄り添っていくことの前に、自分の保育観を先行して伝えすぎてしまうと、「片思いのすれ違い」になってしまいやすいのですね。
「片思いのすれ違い」以外にも、学童保育の指導員がしてしまいがちな失敗はありますでしょうか?
なべさん:
「保育」ではなく「管理」の面なのですが、「たぶん」「きっと」「このくらいなら」…これは怖いです💦
あの子は先週も水曜日は休みだったから、保護者からの休みの連絡は来てないけど『たぶん』今日も休みだろう…
で、どこにもいなくて警察にも連絡して捜索することになったり…(結局見つかりはしましたが💦)
窓が閉まってるから、見えにくいけど『きっと』鍵も閉まってるだろう…
で、実は鍵が空いてたり…
翌日は休日だったんですが、たまたま学童に自分の物を取りに来てみた子の保護者から連絡が来て、慌てて閉めに行ったり…
身体をぶつけたけど、痛がってないし遊んでるし、『このくらいなら』大したことはないだろう…
と放っておいて、翌日、保護者が病院に連れて行ったら骨折していたり…
こんな「たぶん」「きっと」「このくらいなら」の失敗はいっぱいしてきました💦
子どもがいっぱいいるにも関わらず職員は少なく、毎日が慌ただしいですし、心のどこかつい”楽”や”手抜き”をしようとしてしまうことはあると思います
支援員も人間ですからね、きっとそれが自然です
ただ、そうしていると、やっぱり私のように上記のような失敗をしてしまいます。
「管理」の面では、やはり自分の感覚だけで「このくらいなら」と勝手に判断するのではなく、ひとつひとつ「確認」する、それも1人だけでなく「複数で確認」することが絶対に必要です。
学童保育では、
- 支援員の人数不足
- 職員間の関係性の課題
上記のようなことが結構あって、実際には「複数で」はなかなか難しいところもあるでしょうが…
それでも、上記のような起きる必要のない問題を起こさないようにするためには、支援員同士の連携は必要不可欠ですね。
ーー 「職員間の関係性の課題」というお話が出ました。1人で判断せず複数で確認をするためにも、職員間の関係性を良好に保つことが重要ですよね。
「良いチームワークで働くために、指導員が気をつけたほうがいいこと」がありましたら、教えて下さい。
なべさん:職員間の良好な関係性…特に学童保育は、近い種類の仕事である教員や保育士とはことなり、
- 養成課程があるわけではない
- 背景も様々な方が来られる
このような状況なので、すっごく難しいなーと思っています。
そんな中で気をつけたいことと言うと…
- 挨拶をする
- ちょっとしたことでも伝える
- ひとまず聞く
- (仕事等を)お願いする(裁量権を与えて信じて任せる)
- たたえる
- ほめる
上記のような、相手を尊重することをちゃんと態度と言葉で伝えるという、基本的なことです。
なんだか家族間でのことと似たような部分もあると思うのですが、
毎日一緒にいるとついつい基本的なことを忘れてしまうなーって思います
たしかに、僕も慣れていくうちに、おろそかになっているかもしれません…
また根本的な部分で、表に出てくる子どもへの関わりや言葉は異なっていても
どこかで子どものためを思ってのことである
ということを信じて、それを尊重することかなと思います。
以前一緒に働いた支援員さんで、
1番だったねー!
と、ことある度に子どもに言う支援員さんがいたんです。
私はその言葉を
『1番になりたい』を助長して、『1番』にこだわらせて、1番じゃない自分を許せなくなってしまうんじゃないか・・・
と思ってずっと否定的なまなざしで見ていたんです。
でも、その支援員さんと子どものやりとりってなんかすっごくいいんですよね。
それを見てると私が考えていたことってなんか違う気がしてきて…
それってきっと
子どもの「やったぞ」という気持ちに寄り添おう!
子どもが喜ぶ言葉をかけよう!
このような気持ちが子どもに伝わっていたのだと思います。
かといって、私が
1番だったね!
という言葉をかけるわけではないです。
表に出す言葉などは、お互いに違うことがあるでしょう。
しかし、その違いに捉われずに、”その人なり”の思いや関わり方を尊重することって大切なんだなと気づかされました。
そして、その思いを分かち合い、分かり合うためには、
保育時間外で職員間で話す時間(ミーティング等)をしっかり確保すること
上記のことが、絶対に必要だと思っています。
ーー なべさん、ありがとうございます。
- どこかで子どものためを思っての言動であることを信じる
- その人なりの思いや関わり方を尊重する
- 思いを理解し合うためには、職員間で話す時間を確保する
どれもとっても大切ですね。
今年度、うちの学童は常勤職員が入れ替わったので、参考にさせていただきます🙇✨
子どもたちにとって魅力的な学童保育指導員が持っている味わい
ここからは、子どもたちにとって魅力的な指導員とは、どのような指導員なのかをたずねていきます。
子どもの生の声から見える、魅力的な指導員
ーー 子どもたちにとって魅力的な指導員って、どんな人でしょうか?
なべさん:
「魅力的な指導員」 これについては、私がどう考えるか…というよりも、”子どもの生の声”こそが、なによりの答えになるのではないかと思います。
私は数年前に長く務めた職場を退職したのですが、退職することを知った子どもたちが
この先どうなるのだろう…
このように、とても不安になっていました。
そこで、子どもたちに
学童の支援員はどんな人であってほしい?
という「支援員へのお願い」を聞いて、それを形にしました。
以下が、子どもたちからの回答です。
- 子どもをしばりつけたりしない(物理的にも「拘束しないで」)
- 「〇〇しなさい!」とか命令しない
- 子どもに「うるさい」とか言って怒らない
- 子どもに暴力を振るわない、暴言を吐かない
- 子どものうっぷん(グチ)を聞く
- 高学年は話す人がいないしストレスがたまるから、高学年の話を聞く
- 子どもの意見を聞く(尊重する)
- 子どもの話は、自分が興味ないことでも耳を傾ける
- 子どもが興味ある事に関心をもってみる
- 子どもの気持ちをちゃんと分かるようにしてほしい
- 不審者が入ってきたら、子どもをすぐ避難させる
- 子どもが怒っている時は、しばらくそっとしておく
- 子どもが泣きたい時には泣かせる
- 子どもがすることは、子どもに決めさせる
- 子どものケンカに口を挟まず、子どもに任せる
- 危ない遊びを禁止しない(でもやりすぎたら止めるのはいい)
- ルールは必ず子どもと指導員とで決める(指導員が勝手に決めてはならない)
また、同じく退職時に、子ども達からいっぱいお手紙をもらいました。
そこに書いてある言葉からも、子どもたちにとって魅力的な支援員とはどんな支援員なのか?が見えると思います。
手紙に書いてあったのは、以下のような言葉でした。
- いつも笑顔
- やさしい人
- おもしろい
- みんなをたのしくしてる
- おちこんでる人をげんきづけてる
- 楽しくわらえる
- (いろんなことがあったけど)たすけてくれる
- たくさんだっこしてくれる
- 膝の上に乗せてくれる(膝の上で本を読ませてくれる)
- グチを聞いてくれる
- グチやおしゃべりをめんどくさがらずに「うんうん」と聞いてくれる
- ひまなとき、やることないときにいっしょに話につきあってくれる
- ひまなときや遊んでいた遊びがおわったとき、何もすることがなくて「ぶらぶら」していたら、新しい遊びを考えてみんなをもり上げてくれる
- いろいろなルールを作らせてくれる
- 自分たちでルールをつけくわえたりできる
- 一緒に遊んでくれる
- 楽しい遊びを考えてくれる
- ジャンバーじゃんけんをしてくれる(じゃんけんに負けたらジャンバーをかける)
- 遊び(一輪車・ピアノ・バスケ)を教えてくれる
- なんでも教えずに見守ってくれる
- 家や学校じゃできないことをしてくれる
- ときどき遊びに行ったときに、優しくむかえてくれる
以上のことをまとめてみると、子どもにとって魅力的な支援員ってこんな支援員なんじゃないかなと思います!
- 子どものことを守ってくれる
- 子どもの話を聞いてくれる
- 子どもを受け止めてくれる
- 子どものことを分かってくれる
- 子どものことを支えてくれる
- 子どものことを助けてくれる
- 子どものことを信じて任せてくれる
- 子どもと一緒に楽しんでくれる
自分がこうなれている…とは思えませんが、こんな人になりたいとは強く強く思っています。
なべさん、ありがとうございます。
本当に、こんな人になれたらな…!と、強く思います。
魅力的な指導員に近づくための3つの心得
ーー 魅力的な指導員になりたいと思う人が、とくに心がけるべきことは、どんなことでしょうか?
たくさんあると思いますが、特に大切なことを3つに絞って教えていただけますでしょうか?
なべさん:本当にいろいろあるのですが(笑)3つあげるとしたら以下のことかなと思います!
- 学ぶ
- 子どもの声を聴き、キャッチする
- 子どもをもっと好きになる
順番に解説していきますねー
①「学ぶ」こと
もちろん「研修」等で専門的なことを学ぶことも大切…なのですが、それ以上に
ステキな指導員だなぁ!
こんな指導員になりたいな!
こんな風に思える、自分にとって魅力的な指導員さんに直接お会いして「保育の話を聞く」こと。
そして、できればその方の「保育を観て」、「保育に触れる」ことが大切だと思っています。
子どもはもちろんですが、保育者も”憧れ”を持つことはやっぱり大事です
②「子どもの声を聴き、キャッチする」こと
これも、教科書(本)や研修等で学ぶことも大事ですが、なによりも大切なことは子どもが一番教えてくれると思っています。
子どもがつぶやく「言葉」もそうですが、子どもの声を聴き、ていねいにキャッチすることを心がける。
このようなことが、魅力的な指導員さんになるために必要だと思っています。
私たちにとって一番の先生は他でもない”子ども”です
③「子どもをもっと好きになる」こと
この仕事は、きっと
子どもが好き!
このような気持ちで、就かれた方がほとんどなのではないかなと思います。
しかし、保育の現場の実際は、毎日てんやわんやで大変です^^;
特に今は「気になる子」もたくさんいますし、正直、気になる子に対して
この子に学童に来てほしくない…
学童を辞めてくれたら…
というような気持ちが湧いてきてしまうことだって、ときにはあるでしょう。
ところでですが、
「気になる」って、普通は「ちょっと好意を持っている」といった意味で使われる言葉ではないでしょうか?
そんな「気になる子」に対して、「苦手な子」「来てほしくない子」だったのが「ちょっと好意を持っている子」になる。
その子と共に、子どもも支援員も成長していく”育ちの物語”を紡ぐことによって、やがて「好みのタイプの子」になる。
そして、どんな子どもとの関わりや保育も楽しめるようになる。
そうやって”子どものことをもっと好き”になっていきます
”心がけ”だけでできることではないかもしれませんが、そんな風になっていく指導員さんってとても魅力的だと思いますし、そうなりたいと思うことは大切です。
そして、私は交流会やコンサルテーション等を通して、毎日いろんなことで戸惑い、迷い、悩み、揺れながらも…指導員のみなさんがそうなれるようなお手伝い(仕事)をしたいなと思っています。
(余計なお世話かもしれませんが…)
\ 学童保育指導員の交流の場 /
学童保育の子どもを深く理解するためのポイント
「目の前にいる”ただひとりのその子”の『言葉にならない声』を、その子の言動から丁寧に読み取っていく。」というお話がありました。
このような心がけを持った上で、それでもどのように子どもと接すれば、
その子の言葉にならない声を読み取ることができるのだろう…
もっとその子のことを深く理解して、より好きになることができるのだろう…
という感じで、迷ってしまう支援員さんもいると思います。
そこで、より具体的なポイントについて質問させていただきました。
ーー なべさんが
- 子どもの声を聴き、キャッチするとき
- 言葉にならない声を、言動から読み取るとき
上記のときに気をつけているポイントや、心がけている方法などがありましたら、教えていただけますでしょうか?
なべさん:
子どもの接する時のポイントや方法として、いわゆる”ハウツー”みたいなことがあると、対応に迷っている支援員さんは
これをすればいいのか!
このように助かると思います。
ただ…私はハウツーを敢えて持たないようにしているのです
ハウツーは便利ですが、それ一辺倒になってしまうことは、”子どもの心”や、”子どもの今”を見えにくくしてしまい、結果的に片思いのすれ違いを生み出すと思っています。
子どもの心を見失わないようにすることが大切
例えば、ASD(自閉スペクトラム症)で視覚優位の子に対して、スケジュールを絵にかいて次の行動を促すような「視覚支援」はあまりにも有名な方法です。
ただし、それは
- その子がなぜ次の行動をしないのか?
- その子にとって今している活動はどんな意味を持っているのか?
上記のことを捉えることはできません。
今のその子は、その活動の中でこそ『~シテカラ~スル』という、
- こだわりを持ちながら段取りを考える力
- 自分なりのこだわりを持てる自分(自我)
このようなことを豊かに育んでいる。
それを、ハウツーを用いて、大人の都合の方で「~シテカラ~スル」と動かそうとしてしまうことは、その子の大事な発達の芽を摘んでしまうことになってしまいます。
これがハウツーの怖さ…大変申し訳ないな…とは思いつつ、接し方等をお答えができません…
子どもの一つ一つの言動には理由がある
なべさん:ただ、ひとつ、あまりにも有名でありふれた言葉ですが、
子どものひとつひとつの言葉や行動には「理由(わけ)がある」
上記を考えることが、間違いのないハウツーかなとは思います。
私は子どもの「言葉や行動」と、「その理由(わけ)」を、次のように例えています
- 言葉や行動 → 封筒
- 理由(わけ) → 手紙
表に現れている外側の「封筒」だけを見て、それに対処するのではなく、その中にある「手紙」=「その子からのメッセージ」こそを読みとること、そして支援につなげることが必要だと思います。
「子どもの姿や外面に対応する」のではなく、
目の前のその子の気持ちや内面に寄りそった/応えた対応をしたい!
常にこう思っています。
指導員は「迷ったってあたりまえ」「悩んだってあたりまえ」
とても共感できます。しかし現実は大勢の子どもがいますし、一つひとつのメッセージを受け取ることは、なかなか難しいです…
なべさん:
そうですよね…私も子どもの行動すべてについて、理由やその子の気持ち・内面を考えられるわけではありません。
そこで、子どもの毎日の姿の中から、必要な情報を切り取り、取り出すことが重要です。
そのためには、
- アンテナを持つ
- ピントを当てる
上記のことが必要です。
そして「アンテナを磨く」「レンズの性能を上げる」ことが重要になります
これらは、簡単に得られるものではなく、学習と実践と振り返りを丁寧に積み重ねて蓄えられていくものです。
ハウツーでどうにかできることではありませんし、時間がかかることだと思います。
そのため、
- 迷ったってあたりまえ
- 悩んだってあたりまえ
- できなくたってあたりまえ
このように、ある意味割り切ってしまいつつ、じっくり積み重ねていくしかないと思っています
「保育者を困らせたり悩ませたりしてしまう行動」にピントをあてる
必要な情報を切り取り、取り出す・・・どのようにすればいいのだろう・・・
「この行動」にピントを当てたらいいというのがひとつありますよー!
それがいわゆる「問題行動」です。
ただし、この言葉について、子どもに問題があるとは思いませんし、「問題行動」と言う言葉は好きではありません。そこで、ここでは「問題行動」=「私たち保育者をほとほと困らせたり悩ませたりしてしまう行動」このように、定義づけますね。
この「問題行動」には必ず「理由がある」と思います。
そのため、まずは「問題行動」にピントをあてて、その「理由」=「子どもにとっての意味」を考えてみることをやってみるといいのではないかと思います。
実例:ボールを持って譲らない3年生女子の理由
例えば、「中あて」で遊んでいる時に、外野が増えてボールを投げたい子が続出してるのに、ボールを持ったまま座って動かずにボールを譲らない3年生女子がいました。
私は例のごとく
ひとりでずっと持っとくのはいかんやろ!
みんな投げたいんだからボール渡して!
と叱ってしまったのです・・・
彼女はその後、静かに遊びから抜けてみんなから離れていきました。
彼女が初めてこんな集団遊びに入った日だったのに…
その後、このことを家で振り返りました。
彼女のあの行動はどんな意味だったんだろう?
きっと彼女は、初めて入った中当てにワクワクドキドキ、ちょっぴりの緊張と期待を持って入ったのでしょう。
ちゃんと投げたい
当てれる自分でいたい
すごい!って言われたい
このように願っていたのかもしれません。
でも、一方で、
当てられないのはイヤだな…
当てれなくてなんか言われたらイヤだな…
というような、ちょっぴり不安もあったでしょう。
その葛藤の証が「ボールを抱えたまま座って動かず、ボールを譲らない」という姿だったのではないだろうか・・・
きっとそのままじっとしていた時間は、彼女がその「期待と不安という葛藤を乗り越えていくために必要な、心の準備の時間」だな、と考えました。
そのことに気づいた時に、自分の対応を非常に後悔したのは言うまでもありません・・・
そして、もし、次にこんなことがあった時には
もう2度と注意するなんて対応はしないようにしよう。
「心の準備の時間」だと捉えて、そのことを周りの子に伝えていこう
このように思いました。
「アンテナを磨き」「ピントをあてる」地道な方法
私たち支援員が「問題だな」と思った行動
とりわけ「注意」や「叱る」ことで「やめさせよう」とした行動について、その時は、うまく対応できなかったり失敗しちゃったり間違えちゃったりしてもいいので、
- 必ず振り返り
- その理由(意味)を考えて
- 自分の中にひとつのカタチにして蓄えていく
上記の方法が、地道ですが「アンテナを磨き」「ピントをあてる」確かな力になっていくと考えています!
決して給料が高いとは言えない…それでも学童保育で働き続けることの魅力
学童保育の指導員の給料は、他の業種と比べると決して高くありません。
それにも関わらず、学童で働き続けることの魅力は何なのでしょうか?
なべさんにたずねていきます。
指導員の給料は高くない|学童の仕事だけで生活していけるのか?
ーー 学童保育の指導員は給料が低いと聞きました。指導員の仕事だけで生活していけるのでしょうか?
なべさん:
地域や運営主体(運営者)にもよりますが、少なくない学童保育所では、支援員の給料だけで生活していくのはおそらく難しいと思います。
私はたまたま、保育園と学童保育を運営している法人に務めさせていただき、午前中は保育園に入っていました。
そのため、支援員なりたての頃は時給とはいえ、フルタイムで働いていました。
ただ、それでも休日や祝日の多い月…
給与明細をみて正直ガッカリしました・・・
今思うと、
それでよく生活できていたな…
このように、思います。
とてもじゃないですが、社会人として独り立ちして暮らしていけるお給料ではありません
今でも、主任やクラスの責任者といった、責任や役割が多い立場でさえ「時給」「午後のみ勤務(5時間程度)」の学童は少なくないでしょう。
また、たとえ正社員であっても
- 昇給無し
- あっても3~5年程度で頭打ち
- ボーナスなし
上記のような学童もあるでしょう。
給料に関しては、続ければ続けるほど…頑張っても能力が上がっても何も報われず、給与面で評価されないことに虚しくなってくる…
夢も希望もないようですが、それが多くの学童保育所の実態ではないでしょうか・・・
つらい現実ですねえ・・・
なかなか厳しいお給料の学童指導員ですが、企業が経営している民間学童では、年収500万円以上のケースも。
ただし、保育観もだいぶ違うようです。
くわしく知りたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
学童で働き続ける理由と魅力
ーー お給料は決して高いとはいえない指導員ですが、それでも学童で働き続ける理由や魅力は、どのあたりにあるのでしょうか?
やっぱり子どもの成長を見れることですね!
どんな子でも必ず成長していきます。大きくなった時に、
小さな頃はあんなだったのに~~
と言うと
えっ、覚えてない(笑)
と言う子もいたり、
あ~、あの時はこんなだったからね~
なんてクールに言う子もいたり(笑)
子どもの側で子どもの成長を見れること、そして、「自分のおかげで…」なんて偉そうなことは言えませんが、それでも、自分も幾ばくか関わっていることは誇りに思います。
学童OBとのかかわりが嬉しい
長く続けてるといいこともあります!
大きくなったOBたちが学童に来たり…道路や駅やコンビニ、居酒屋etc…どこでも、ふと
なべ!
と、声をかけられます。
小さい頃のように自然に声が出て呼んでしまうのでしょうね。
その後に「あの人誰?」と、友だち等に聞かれてるようですが(笑)
コンビニで会ったOBは、
なんか嬉しいー
と喜んでいました。
レジで仕事中なのに(笑)
そんな些細なことがなんだかとても嬉しくなりますし、
長く勤めてきてよかったなぁ・・・
このように、思えます。
15年くらい経ってからはOBがアルバイトに来て一緒に仕事をすることも何度もありましたし、それもなんだか嬉しいです。
OBと子どもや保育の話しができるなんて…感動です。
やっぱり子どもはかわいい
あとは…そうですね、やっぱり子どもはかわいいです
長く勤めていると、ますますかわいいな~って思うようになっています。
子どもの色んな姿や言葉を、思いをキャッチできるようになったり、自分の懐が少しは大きくなったのでしょうね。
子どもの成長、OBとの再会、子どもってかわいい…共感しかありません。思わず、ほおが緩んじゃいますよね
不満や苛立ちをぶつけられたときが大変
ーー 反対に、指導員をしていて「大変だなぁ」と感じるときは、どのようなときですか?
なべさん:
これは、真っ先に思い浮かぶのは、子どもからでも大人(保護者や同僚支援員)からでも、不満や苛立ちといった気持ちをドストレートにぶつけられたときですね。
正直凹みますし、立て直す(立ち直る)のが大変です・・・
人間と人間との関わりなので仕方がないんでしょうが、支援員も人間なので剛速球をぶつけられたら痛いです。
傷を負ってなかなか立ち上がれないときも、(支援員を)引退したくなってしまう時も…
なかには、それで引退してしまう人もいるんじゃないかなーと、思います。
実際に僕も同じようなことが理由で退職を決意しました…
支援員は、特に子どもとも保護者とも上下の関係というではなく、(残念ながら)社会的地位が高いわけではなく…
そして、学校や仕事の後という心も身体もくたびれてる時間に関わる…といったことから、ぶつけやすい…
言葉を選ばずに言えば当たり散らしやすいんだろうな~とも思います。
支援員も心と血が通ってる人間なんだ~ということをちょっとでも、心の片隅にでも置いておいてほしいな・・・
このように思うこともあります。
そして、そんな風に何かをぶつけられて傷を負ったときは
- 「子どもや保護者との普段の関わりが…」
- 「信頼関係が…」
というように、傷口に塩を塗るのではなく、まずは
- 「きつかったよね」
- 「しんどかったよね」
という感じの、いたわり合えるような支援員集団でありたいなーと思います。
傷を負ったとき、まずは
- 「普段からそんなことしてるから…」
と責めるのではなく
- 「痛かったねー」
と、その痛みに寄り添って”ばんそうこう”を貼ってあげてほしい。
それは、子どもへも大人へも同じです。
「保育や支援の道しるべ」がない
次に思い浮かぶことは「保育や支援の道しるべ」がないことです。
学校の先生や保育士のように養成機関があるわけでもなく、保育や保育計画の教科書や参考書となるような本や資料が本屋さんや施設にも多くあるわけでもなく、
日々子どもや子どもたちとどう関わったらいいんだろう?
何をすればいいんだろう?
というように、分からなくて困ってる方もいっぱいいるでしょうし、私自身も最初は右も左も上も下も前も後ろも分からず困っていました。
「預かり」や「子守り」「子育て」とは違う…「学校教育」とも違うのが「学童保育」
でも、毎日毎日たくさんやってくる子どもや保護者を目の前にして「学童保育として」は何をするのか?どうすればいいのか?は非常に悩むところですし、本当に専門性が高い仕事だなと思います。
特に”気になる子ども”が増えている中では、ますます困っているとも思います。
その点では「放課後児童支援員」という資格や認定研修ができたおかげで、まだ以前よりも「道しるべ」ができて分かるようにはなりました。
それでも16科目24時間。24時間はそれは大学の1コマ(2単位・90分×15回)と同じ程度に過ぎないですからね。全然足りていません。
だからこそ、私は今は「道しるべ」となる「学びや交流の場」や「本」を作りたいなー
と思っています。
あとは…細かく言えば大変なことなんていろいろとありますが(笑)、やはり収入面で生活が大変です。
生活基盤の安定は、大変な出来事があった時に自分を支えたり持ちこたえられたりすることに大きくつながってくると思います。
まとめ:支援員同士で支え合いながら、細く長く続けていきましょう
今回は、巡回相談やコンサル、全国各地で講師も務めているなべさんに、学童保育での失敗談や、魅力的な指導員が持っている特徴、学童保育で働き続けることの魅力などを教えていただきました。
最後に、この記事の内容をまとめます。
- 「片思いのすれ違い」にならないように、まずは相手の気持ちに寄り添おう
- ともに働く指導員の言動は「どこかで子どものためを思ってのこと」だと信じよう
- 魅力的な指導員に近づくための3つの心得
- 学ぶこと
- 子どもの声を聴き、キャッチすること
- 子どもをもっと好きになること
- 子どものひとつひとつの言葉や行動には、必ず「理由(わけ)がある」
- 指導員を困らせてしまう行動にピントをあてて「子どもにとっての意味」を考えてみよう
- 指導員は「迷ったってあたりまえ」「悩んだってあたりまえ」
- 保育を振り返り、その理由(意味)を考えて、自分の中で1つのカタチにして蓄えていこう
- お給料は決して高くないけれど、子どもの成長を見れることが何より魅力。それに関わっていることを誇りに思います
- 学童OBとの再会や、ささいな関わりに「長く続けてきて良かったなぁ 」と感じます
- 傷を負ったときには、いたわり合えるような支援員集団でありたいなー
上記にまとめきれないほど、本当に多くの学びや気づきを得ることができました。
何より、なべさんのお人柄にふれることができて、学童保育で働く元気をいただきました。
なべさん、お忙しい中、インタビューにお応えいただきまして、本当にどうもありがとうございました!
ーー 最後に、毎日いろいろ大変な中で働かれている指導員さんに向けて、メッセージをお願いします!
なべさん:
子どもへの対応
保護者への対応
そして、勤務時間外の書類等のもろもろの仕事…
正直、
子どもはかわいくない!
保護者と顔を合わせたくない!
やってられない!
なんて気持ちになることも、いっぱいあると思います。
なので、たまにはグチを言ったりボヤいたりしながら…(ちょっとくらい)サボったり逃げたりもしながら…細々とでいいので、長く勤めてほしいなと思います。
子ども(たち)は「自分たちの傍にずっといてくれる」だけでも、とっても嬉しいようです
長く続けていると、たまには嬉しいことにも出会います。
小さかった子が大きくなって、OBになって学童にやってきて昔話に花を咲かす…
そんなことが元気や支えになることもあります。
本当に過酷な上に待遇も決してよくない仕事ですが、だからこそ支援員さん同士で支え合いながら、細く長く続けていきましょう。
何かお困りごとや悩みごとがありましたら、個人で学童保育の支援員さんのオンラインの交流や学習の場(「なべの部屋」)をつくっていますので、そこで内緒のおしゃべりをしましょう。
ご興味のある方はご登録くださいね^^
\ なべさんと内緒のおしゃべりをしよう /
追伸:インタビューを受けてくれる学童保育の指導員さんを募集しています
この記事を読んで良かった!
役に立てるなら、協力したい
上記のように思ってくれる学童の指導員さんがいましたら、ぜひインタビューさせてください。
とはいえ、
自分にできるかなぁ…
タメになることなんて言えないよ…
このように感じる方も多いでしょう…
大丈夫です!ご安心下さい!!
学童で働いて得た知見はもちろんですが、
- 仕事がきつくて悩んでいる
- 学童保育の仕事がつまらない
- 学童保育の指導員を辞めた経験
- 学童保育の採用面接で合格した体験談
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上記のような体験や悩みを、ぜひ教えて下さい。
あなたの経験が、「これから学童保育で働こうか迷っている人」や「同じような悩みを抱えている指導員」の力になります!
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対面や電話でのやりとりはいっさいありません
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学童保育で働いた経験があれば、常勤指導員・アルバイトさん・パートさん、みんな大歓迎です。
ここまで読んでくださった、熱心なあなたからのご連絡を心よりお待ちしています
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