学童の指導員に向いてる人の特徴2つ|これだけでOK

当ページのリンクには広告が含まれています。
学童の指導員に向いてる人の特徴2つ

学童で働く前、または働いて1年目の人は

・学童保育で働きたいけれど、指導員に向いてるかなぁ…

・学童で働きはじめたけど、指導員に向いてないのかなぁ…

このような悩み感じることも多いはず。

「子どもが好き」だけでは務まらない仕事

このように聞くこともあるかもしれません。

かくいう筆者も、学童で働きはじめて1年目のとき、ベテランの指導員さんにこう言われました。

遊んでるだけじゃなくて、指導しないとね。
だって、私たちは”指導員”なんだから。

その学童は、カリキュラムでいっぱいな学童でした。

毎日「○○をする日」と、決まっているのです。

例えば

・母の日の工作をする日
・父の日の工作をする日
・誕生日会でみんなで遊ぶ日
・プールに行って、泳ぎ方を練習する日
・習字をする日
・ビーズ工作をする日

そして、それを指導するのが指導員だと言うのです。

・・・

放課後という、本来自由なはずの時間なのに、「指導」する…?

僕は違和感を感じていました。

もっと子ども達のやりたいことを、やりたいようにすることが、子ども達にとって豊かな放課後なのでは…?

子ども達も、

・もっと自由に、自分たちでやりたいことを選んで、すごしたい

・何で決められたことをしないといけないの?

このように、もっと自由な放課後を望んでいるように見える…

しかし、保護者の方々はカリキュラムのある放課後に大満足らしい…

本当だろうか…?

そうだとしたら、

僕の考えが的外れで、僕は指導員に向いていないのだろうか…?

このように葛藤したこともあります。

学童で働き始めたばかりの人は

・自分の不甲斐なさに自信をうしなっている

・どこからどこまで注意していいのか分からない

・ケンカの仲裁がなかなかできない

このようなことで、

「自分は学童の指導員に向いていないのかも…」

と、自信を失うことはよくあることです。

しかし、ご安心ください。

学童保育の支援員として10年以上働いてきて気づきました。

学童保育の指導員(支援員)に必要な特徴は、たったの2つです。

それは・・・

指導員に必要な特徴2つ

1.子どもが好きなこと

2.長く続けられること

この2つです。

持っていた方が良い特徴やスキルは他にもありますが

「子どもが好き」で「長く続けていく」うちに身につけられるので大丈夫…!

学童保育の支援員として10年以上働いて辿り着いた結論なので「指導員の適正」「向き不向き」に悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください。

この記事では「学童の指導員に向いている人の特徴2つ」とあわせて、「持っていると良い特徴・スキル」についても解説します。

この記事の執筆者
ニック
  • 学童保育の指導員(13年目)
  • 放課後児童支援員、保育士
  • 学童で採用担当者の経験あり

システムエンジニアから学童保育へ転職し、ほどほどに働きながら自由な時間を確保。家事・育児・仕事をしながらブログを書いています。保育園、放課後子ども教室、児童館、放デイでの勤務経験あり。このブログでは「あなたにピッタリな学童保育」を探すお手伝いをしています。

この記事の内容

学童の指導員に向いてる人の特徴2つ

学童の指導員に向いてる人の特徴2つ

学童保育で働く上で、絶対に必要だと思う特徴2つは、以下の通りです。

1.子どもが好き
2.長く続けられる

順番に見ていきましょう。

1.子どもが好き

学童の指導員に向いてる人の特徴1つ目は「子どもが好き」です。

そもそも、学童保育で働きたいと思う人は、子どもが好きだと思います。

仮に

「子どもが嫌い。」
「うるさいし、見ているとイライラする。」

このように感じている人が学童の求人に応募してきたら「どうして学童で働こうと思ったの????」ですよね。

子どもは嫌いだけど「私がやらなきゃダメなんだ」と何らかの使命感を持って働いたとしても、上手くいかないでしょう。

えー、、何で??

ニック

子どもからすると、自分に対してイライラしている人と一緒に過ごしても安心できないし、信頼関係を築くのも難しいからね。

子どもが好きで「あたたかい眼差し」を子どもたちに注げる人は、学童保育の指導員に向いています。

なぜなら、子どもたちと信頼関係を築く素養があるからです。

子どもたちに信頼してもらうためには「子どもが好き」で「あたたかい眼差し」が大切なんだね!

子どもたちと信頼関係を築くためには

・自分を肯定的に見てくれるか
・気持ちを分かってくれるか
・楽しい気持ちを共有してくれるか

などが大切…!

「子どもが好き」な人は、子どもたちと信頼関係を築く下地があります。

そのため、「子どもが好き」な人は、学童の指導員に向いています。

2.長く続けられる

学童の指導員に向いてる人の特徴2つ目は「長く続けられる」です。

学童保育で働くために必要な能力やスキルは、仕事を続けていくうちに身につけられます。

例えば「コミュニケーション能力」が高ければ仕事がしやすいですが、学童の勤務や、研修の受講、事例検討などを通して伸ばせるスキルです。

そのため、「続ける決意」があれば、指導員として成長し必要な能力を伸ばしていけます。

継続は力なり…!

ただし、学童保育の仕事は給料が低いので、長く続けていくためには「お金について考えておく」ことが重要です。

ニック

学童の指導員は、なかなか給料が上がっていきません。

学童保育の平均年収について、知りたい方はコチラ

学童の仕事で収入を増やすことは難しいので、収入をアップさせたい方は

個人で稼ぐ力をつけるのがオススメ

学童の指導員が持っていると良い特徴2つ

学童の指導員が持っていると良い特徴2つ

次に「学童の指導員が持っていると良い特徴」を2つお伝えします。

最初から持ち合わせている人は、学童の指導員に向いています。

しかし、働いているうちに身につけることができる特徴なので、最初から持ち合わせていなくても大丈夫です。

「学童の指導員が持っていると良い特徴」は次の通り

1.「子どものために」働ける
2.敬意や思いやりを持てる

順番に解説します。

1.「子どものために」働ける

1つ目は「子どものために働ける」です。

「子どものために」働くって、学童で働いていたら当たり前じゃないの?

ニック

それがね「自分のための保育」になっちゃう人もいるんだよ。。。

一緒に働いていて

・自分に注目を集めたい
・子どもの人気を集めたい

という方もいます。

ニック

僕も大学時代にアルバイトをしているときは、こんな気持ちがあったなぁ…

とはいえ、

学童保育は「小学生」を「保育」するのが仕事です。

「学童」や「保育」の意味ついて、詳しく知りたい方はコチラ

子どもにとって何が一番いいのか」を考えながら保育をしよう

まず、子どもたちの言動や表情をよく見てください。

そして、例えばこんなことを考えてみましょう。

・この子は今、どんな気持ちなのかな?
・どんなことに興味を持っているのかな?
・誰と遊びたいと思っているのかな?

表情や仕草、言動から、子どもの思いに気づけるように努めてみてください。

多くの子ども達は

・自分の事を見てほしい
・最後まで話を聴いてほしい
・気持ちを理解して認めてほしい

このように、思っています。

その気持ちを理解する前に

・自分に注目を集めたい
・子どもの人気を集めたい

このような気持ちが先走ってしまうと

「自分のための保育」になってしまいますので注意が必要です。

ニック

働いている「僕のための学童保育」ではないからね

「子どものために」働ける人は、自然と子ども達が寄ってきます

「この人に話を聴いてほしい」と思うんだろうなぁ

反対に「自分のための保育」を続けると、子どもたちは離れていってしまいます。

ベクトル(矢印)が子どもに向いているか、自分に向いているか、気づいたときに確認しましょう。

2.敬意や思いやりを持てる

「学童の指導員が持っていると良い特徴」2つ目は「敬意や思いやりを持てる」です。

子ども達に対してだけでなく、一緒に働く支援員(指導員)や、子どもを預けてくださる保護者の方々に対しても「敬意」や「思いやり」を持ちましょう。

子どもの事を思って保育ができていても、周りの大人に対して「上から目線」だったり、「批判」や「拒絶」が多い人とは、一緒に働きたくないですよね。

「敬意」や「思いやり」の気持ちがなければ、保護者さんからも「信頼」や「親しみ」を感じてもらうことはできません。

そして、指導員同士の関係性の悪さや、保護者からのよくない評価は、子ども達にも伝わります。

子どもたちにとって「居心地の良い学童保育」を作っていくためにも、自分の働きやすい環境を作り「長く続けていく」ためにも、「敬意」や「思いやり」は重要

学童保育に関係する方々に、敬意や思いやりを持てているのか、その気持ちを誠意ある対応で表せているのか、振り返りましょう。

ニック

僕も振り返らなきゃな…

学童の指導員が持っていると良いスキル3つ

学童の指導員が持っていると良いスキル3つ

続きまして「学童の指導員が持っていると良いスキル」を3つご紹介します。

どのようなスキルなのか、結論からお伝えすると、以下の3つです。

1.受容
2.得意な遊び
3.コミュニケーションスキル

いずれも学童保育で働きながら伸ばしていけるスキルですので、ご安心ください。

1.受容

1つ目のスキルは「受容」です。

受容ってなんですか?

ニック

ありのままを受け入れることだよ。

もう少し具体的にお伝えすると「どうして、そのような言動や考え方になるのかを理解して、受け入れること」です。

例えば

すぐに友達のことを叩いてしまう子(A君)がいたとして

A君に「叩いたらダメじゃない!」と、頭から行動を否定するのではなく

まず、A君の話や気持ちを聴きます。

そして

・こういう気持ちだったんだね
・それはイヤだったね
・だから叩いちゃったんだね

と、A君の心や気持ちを受け入れます。

ニック

これが受容です。

気持ちを聴き、受け入れてもらった子どもは

「この人は自分のことをわかってくれるかも…」

と感じ、この積み重ねが信頼関係の形成につながります。

受容(その子の気持ちや行動を理解)の後に、行動の変化を促すのが良いでしょう。

とはいえ、自分の心に余裕がないと、子どもの気持ちを聞く前に「叩いちゃダメだよ!!!怒」と、頭から注意しがちです。

子どもたちを受容するためには、自分に余裕があるか確認することが大切

・今、自分は心に余裕を持てているのかな?

・今、自分の頭には何%くらい、余白があるかな?

と、客観的に自分を捉える練習をしましょう。

自分に余裕を作れれば、先に子どもの話を聴いたり、気持ちを理解しやすくなりますので、ぜひ試してみてください。

ニック

頭に血が上った状態で子どもを怒ってしまうと、信頼関係を失ってしまいます。

2.得意な遊び

なにか1つでも良いので「得意な遊び」を持っていると、子ども達との関係を築きやすいです。

例えば

・ドッジボール
・サッカー
・けん玉
・こま
・あやとり
・お手玉
・折り紙
・編み物
・工作
・お絵描き
・ごっこ遊び
・大富豪
・オセロ
・将棋
・チェス
・マンカラ
・料理

あなたが「子どもの頃に夢中になった遊び」がヒントになるかもしれません。

子どもたちから「すげー!」と思ってもらえる遊びがあると、それをきっかけに信頼関係を築きやすいです。

ただし「自分がヒーローになるため」ではなく「子どもたちが楽しんでいるか」「やりたい気持ちがあるか」を大切に…!

ニック

「保育のベクトル」が子どもの方向に向いているか、注意しましょう。

得意な遊びが何もない人も大丈夫

子ども達に教えてもらいながら、遊びのスキルを磨いたり、遊びの引き出しを増やしていきましょう。

色々な遊びに対応できるといいね…!

3.コミュニケーションスキル

「学童の指導員が持っていると良いスキル」3つ目は「コミュニケーションスキル」です。

具体的には、以下の3つ

1.傾聴力
2.説明力
3.他者の反応の理解

この3つは「職業情報提供サイトjobtag」による学童保育指導員に必要な能力TOP3です。

それぞれについて詳しく知りたい方はコチラ

ニック

確かになぁ…コミュニケーションスキルがあったら働きやすいだろうなぁ…

コミュニケーションスキルは、研修を受けたり、事例検討をしたり、学童で働いているうちに伸びていくので、安心してください。

必要なスキルを伸ばしていくためにも「長く働ける環境」に身を置くことが大切です。

まとめ

まとめ

今回は「学童の指導員に向いてる人の特徴」について解説しました。

「子どもが好き」で「長く続けていく」

これができれば、学童の指導員として成長し、活躍できるでしょう。

「長く続けていく」ためには、周りの大人たちにも「敬意」や「思いやり」を持つこと、また「お金」について考えておくことも大切です。

とはいえ、自分が「敬意」や「思いやり」を持っていても「長く働けない環境」もあります。

「子どもが好き」「一緒に働く仲間にも丁寧に接している」だけど「長く続けていけそうにない」

このように感じている場合は、あなたが勤務している学童との相性が悪い可能性が高いです…!

人間関係や保育の方針に悩んでいたけど、別の学童に転職したら、とーっても楽しく働けるようになった!

このようなことは、よくあります。

ニック

実際に僕も経験しました。

学童保育は、保育方針や待遇、一緒に働く職員の考え方や性格、地域性やご家庭の意向など、クラブによって本当に様々です…!

同じ企業・同じ法人内でも、施設や事業所によって雰囲気が全然ちがうほど…

今の学童が合わないかも…」と感じている方は、他の学童の情報を集めておくのがオススメです。

以下の記事では「あなたにぴったりな学童の探し方」について解説しているので、こちらの記事もぜひ併せて読んでみてください。

\ あなたにぴったりな学童を探そう /

学童の指導員は子どもに関わる職種ですが、小学校の先生や、保育士さんとは「ちょっと違ったやりがい」があります。

以下の記事では「学童保育の仕事内容を網羅的に解説」しています。

・仕事内容
・勤務時間
・給与
・放課後児童支援員資格
・研修
・きついところ

学童保育の仕事について理解を深めたい方は、ぜひこちらの記事も併せて読んでみてください。

\ 学童保育について詳しく知りたい方はこちら /

学童保育の給料は高くないので、学童で長く働くためにも「お金」について考えることをオススメします。

例えば、次の2つはまとまったお金が必要

・子どもの教育資金
・老後の生活資金

すぐに貯めることは難しいので、ジワジワと資産を増やしていきましょう。

「手取り20万円」で「1000万円」貯めた方法を公開していますので「お金について考えたい方」は、ぜひ参考になさってください。

\ 学童の指導員の僕が実践したこと /

学童の指導員に向いてる人の特徴2つ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
この記事の内容